肺高血圧症
症例
12才、雄犬、1日に数回心臓発作を起こし倒れるということで来院しました。
心エコー検査により僧帽弁閉鎖不全症の進行により肺高血圧症を併発していることがわかり肺高血圧症治療薬であるシルディナフィル、ベラプロストと降圧剤のエナラプリル、硝酸イソソルビドと強心剤のピモベンダンの投与により、失神することも無くなりましたが、病状は今後も進行します。
心エコー検査により三尖弁逆流速度が4m/sec近くなり肺高血圧症が示唆されます。
心エコー検査により左房拡大(心臓の左の上の部屋が大きくなっている)が確認出来ます。