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症例報告(整形外科)

変性性腰仙椎狭窄症(馬尾症候群)

腰仙椎部分の組織が肥厚し馬尾神経を圧迫することにより症状が出ます。
症状は、腰部の圧痛、尾を上げると痛がる、階段の上り下りを嫌う、後肢の爪をすって歩くなどで、さらに症状が進むと尿失禁、便失禁、後肢の麻痺を起こすことがあります。

症例1

後肢のふらつき、尿失禁の症状を示し、姿勢反応の低下と偽アッパーモーターニューロンサイン(足が突っ張り曲げにくくなる)を示しMRI検査とCT検査を行ったところ、腰仙椎移行症(腰椎と仙椎が生まれつき癒合していて椎間が固定されている)によるドミノ現象により第6第7腰椎間に不安定症を起こし変性性腰仙椎狭窄症となっていることが分かりました。

変性性腰仙椎狭窄症(馬尾症候群)
MRI検査では第6第7腰椎間で馬尾神経の圧迫が見られます。

変性性腰仙椎狭窄症(馬尾症候群)
CT検査では、右側の腰仙椎に移行症が見られます
(赤矢印の部分で第7腰椎、腸骨、仙椎が癒合しています)。

変性性腰仙椎狭窄症(馬尾症候群)
腰椎の背側椎弓切除術と第6第7腰椎間の固定術を行いました。

症例2

尿失禁と後肢の姿勢反応軽度低下を示しMRI検査で変性性腰仙椎狭窄症が見つかり、

変性性腰仙椎狭窄症(馬尾症候群)
腰仙椎の背側椎弓切除術と腰仙椎固定術を行いました。

変性性腰仙椎狭窄症は、馬尾神経のダメージが進まない時期に適切な治療をすると治療の反応が良く早期に痛みと症状がなくなり良好な結果を得られます。